探偵の報告書は重要
探偵の報告書を目にしたことはありますか?
ごく一般的な生活を送っているのなら、なかなか目にする機会はないはずです。
もしも目にする機会に恵まれたのなら、一度じっくり見ておくことをお勧めします。
探偵報告書は、業界の中で統一された規格はありません。つまり各探偵事務所の報告書の書式はバラバラです。
依頼者に対して、行った調査の報告ができればよいのですから、探偵事務所によっては、報告書作成がオプション扱いで、
通常の調査報告は電話や口頭での報告のみ、というところもあるようです。
また、1日だけの短期単発調査を依頼する場合は、特に注意してください。
そうした短期の調査は報告書作成をおこなわない規定になっているところもあります。もし、1日だけの単発調査でも、
報告書が必要と考えているのであれば、事前に報告書作成の取り決めを探偵側と交わしておく必要があります。
口頭だけで済む内容を、わざわざ報告書にする必要性は? と疑問を持たれる方もいるかもしれません。
例えば、離婚を前提とした浮気調査の場合、報告書が離婚の話し合いを行う時の切り札になることもありますし、慰謝料請求の時に使用することがあります。
報告書という証拠を握っていることで、優位に話し合いを進められるはずです。また、探偵の報告書は、離婚問題で話し合いがまとまらず
裁判離婚に至った場合に、証拠として提出できるものもあります。
逆にいえば『証拠として採用されない、探偵報告書もある。』という事ですが、
この違いは、裁判所の形式に従った書式で報告書作成を行っているかどうかの違いです。
最初から、裁判の証拠として通用するクオリティと書式を兼ね備えた探偵報告書を作成している探偵事務所を選ぶことが、
後悔のない依頼のためには必要なことのひとつのようです。